SUGUSAKU 2027年度 採用

OUTFITTING DESIGN

艤装設計の仕事

Overview

要望書を、
つくれる形にする。

造船所から届くのは、多くの場合A4で数枚の要望書と、載せる機器の外形図だけです。「乗降口に手すりを」としか書かれていないこともあります。そこから、握り径、高さ、取付ピッチ、板厚、溶接の位置までを決めて、加工機がそのまま読める3D図面に落とすのが艤装設計の仕事です。

判断の基準は2つあります。ひとつは荷重で、大人が体重をかけてもたわまないこと。もうひとつは10年後で、海水と紫外線を浴び続けても腐びが出ないことです。この2つは、しばしば相反します。板を厚くすれば強くなりますが、重くなって取り付けにくくなる。溝を切れば水が抜けますが、切り方を誤ると逆に塩が溜まります。

在籍は21名、平均年齢36歳です。うち14名が機械系の学科出身で、7名は文系学部や他分野からの転向です。

装置を見上げる若手の女性エンジニア

A Day

ある1日の流れ

08:15

朝礼と当日の確認

設計棟で10分の朝礼です。出図予定と、加工棟から上がってきた質問を共有します。急ぎの手直しがある日は、ここで担当を決めます。

08:30

図面の作成(前半)

午前は割り込みが少ないため、新規案件のモデリングに充てます。3D CADで形をつくり、板厚と溶接位置を決めていきます。集中が要る作業をこの時間に置いています。

11:00

加工棟へ確認に行く

先週出した図面がどう加工されているかを見に行きます。徒歩1分です。「この曲げRだと治具が要る」といった指摘は、この時間にもらうことがほとんどです。

12:00

昼休憩

社員食堂で1時間。設計と製造が同じ場所で食べるので、午前の指摘の続きが雑談で片づくこともあります。

13:00

造船所との打ち合わせ

月に2〜3回、オンラインまたは訪問で行います。要望書に書かれていない前提を引き出すのが目的です。「この艇は何人乗りますか」といった質問から寸法が変わります。

15:00

図面の作成(後半)

打ち合わせで出た変更を反映します。1か所直すと影響する部品が他にないかを確認する作業が、ここでの大半を占めます。

16:30

出図とチェック依頼

完成した図面を先輩か、3年目以降は自分で最終確認します。品質保証から回ってきた不具合の原因確認も、この時間に入ることがあります。

17:00

翌日の段取りをして退社

定時は17時です。前年度の設計部の平均残業は月18.2時間で、月2回の定時退社日を設けています。10月から12月は繁忙期で、これより増えます。

Reward / Difficulty

やりがいと、難しさ

Rewardこの仕事のやりがい

毎回、考えることがある

艤装品は1品ずつ条件が違います。同じ型の艇でも、載せる機器が変われば手すりの取り回しが変わります。前と同じで済む仕事がほとんどないため、量産設計に比べて効率は悪いのですが、繰り返しの作業に飽きるということはありません。

結果が10年残る

納めた艤装品は10年以上、洋上で使われます。自分が決めた握り径を誰かが握り、自分が決めた踏面を誰かが踏みます。名前が残るわけではありませんが、そこに手を抜けないという緊張感が、この仕事の中心にあります。

Difficulty正直に言う、難しさ

図面上の正解が、現場の正解とは限らない

寸法が合っていても、溶接トーチが入らない位置に線を引けば、その図面はつくれません。1年目はこの指摘を何度も受けます。落ち込む人もいますが、加工棟まで歩いて1分なので、聞きに行ける環境ではあります。

すぐには一人前になれない

判断を任せられるまでに3年前後かかります。1品ずつ条件が違うぶん、型を覚えれば済むという仕事ではないためです。早く裁量がほしい方には、遅いと感じられると思います。

Wanted

求める人物像

  • 図面の向こうに、それが使われている場面を想像できる人
  • 分からないことを、分からないうちに聞ける人
  • 自分の設計の誤りを、他人に指摘されて直せる人
  • 机の前だけでなく、加工棟まで歩いていける人
  • 「たぶん大丈夫」で済ませず、数字で確認する人
  • 10年後にその部品がどうなっているかを、判断の基準にできる人

3D CADの操作は入社後に覚えられます。逆に、上の6つは入社後に身につけるのが難しい部分だと考えており、面接ではここを見ています。

Career

8年目までの道のり

時期等級と役割任される仕事
1年目G1 / 既存品の改造図メンターの先輩がつきます。寸法を1か所変える改造図から始め、変更の影響範囲を確認する順番を身につけます。造船所との打ち合わせには同席のみです。
3年目G2 / 1品番を単独で受注から出荷まで、1つの品番を自分の判断で回します。造船所との打ち合わせにも1人で出ます。失敗もこの時期に経験してもらう前提です。
5〜8年目G3 / 新規案件の担当前例のない形状の設計を任されます。生産技術と一緒に治具から考え、量産できる形に落とし込みます。若手の図面チェックも担当します。
8年目以降G4 / 管理職か専門職かグループの工程を組む管理職と、耐食設計などを深める専門職に分かれます。等級の上限は同じで、給与に差はありません。

研修とキャリアパス

Requirements

この職種の募集条件

採用予定
新卒2名 / 中途3名
新卒に求めるもの
機械系の基礎知識(材料力学・製図)。学科は不問ですが、あると最初の半年が楽になります
中途に求めるもの
3D CADの実務経験2年以上。機種は問いません。舶用の経験は不要です
月給
新卒 月給XXX,XXX円 / 中途 月給XXX,XXX円〜XXX,XXX円
勤務時間
8時15分〜17時00分。フレックス(コア10時〜15時)を選べます
残業
前年度の設計部平均は月18.2時間。10〜12月は月30時間を超える人もいます
出張
年4〜8回。造船所での立会や不具合対応で、7割は日帰りです

募集要項

Other Jobs

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J-02 生産技術 Production Engineering

図面を工場で再現できる手順に翻訳します。治具の設計、加工条件の決定、設備の立ち上げまでを担当します。

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J-03 製造・組立 Manufacturing

ステンレスの切断・曲げ・TIG溶接・バフ研磨と組立を行います。未経験入社が最も多い職種です。

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J-04 品質保証 Quality Assurance

寸法検査、塩水噴霧試験、出荷判定を担当します。不具合の原因を設計まで遡って追う役割でもあります。

4つの職種

Entry

設計志望で入って、
別の道を選ぶ人もいます。

工場見学のあとに配属の希望を聞く時間があります。そこで変えても構いません。

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