SUGUSAKU SUGUSAKU
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Story

Introduction

二百年、ずっと順調だったわけではありません

20年休んだ時期があり、道具の多くを手放しました。いまある古い桶も、実は再開後のものです。残っているものと、失ったものを並べて書いています。 施設概要と沿革

料理店の軒先と行灯

はじまりは、酒屋でした

ORIGIN

もとは他所から仕入れた酒を売る店でした。初代が自分で造ると言い出したのが1798年。街道沿いで人の行き来があり、水が良かったという以上の理由は伝わっていません。仕込み帳が数冊残っているだけで、どれくらいの規模だったかも分かっていません。

— No.01 ORIGIN
1798

街道沿いで始まった

街道沿いで始まった

初代が酒屋を継いで、自分で造り始めたのがこの年です。当時の記録はほとんど残っておらず、残っているのは仕込み帳が数冊だけ。何石造っていたかも分かりません。

1868 – 1945

一度、造りをやめている

一度、造りをやめている

明治の途中で経営が傾き、20年ほど休んでいた時期があります。再開したのは四代目のとき。この間に道具の多くを手放したため、いま残る古い桶は再開後のものです。

1965

いちばん造っていた頃

いちばん造っていた頃

仕込み蔵を増築し、年に600石まで伸ばしました。いまの3倍です。地元の需要がそれだけあった時代で、県外に出す発想はありませんでした。

2012

空いた蔵を宿にした

空いた蔵を宿にした

需要が減り、蔵が一棟まるまる空きました。解体の見積りが高く、直したほうが安いと分かって宿にしました。始まりはそれだけの理由です。

2016

生酛を再開した

生酛を再開した

約60年ぶりに、乳酸を添加しない造りに戻しました。手間は倍かかります。最初の3年は満足のいくものが出来ず、売り物にできない年もありました。

2024

離れの水回りを直した

離れの水回りを直した

檜の浴槽を入れました。建物に手を入れたのはこれが最後です。柱と梁と土壁は、これからも触らないつもりです。

緑の庭を望む明るいホール

やめて、また始めた

REVIVAL

明治の途中で20年ほど造りを止めています。その間に桶も道具も売りました。四代目が再開したとき、ほとんど一から揃え直したそうです。だから当蔵に江戸期の道具はありません。連綿と続いてきた話にしたいところですが、事実はそうではないので、そう書いています。

— No.02 REVIVAL

+   +   +

基本を、ていねいに。
相談しやすさを、いちばんに。

ひとこと

いま残っているもの

売ったもの、失ったものもあります。残っているのは次の三つです。

木桶を4本

木桶を4本

再開後に作られたもので、いちばん古いもので昭和20年代。1本だけ、いまも生酛の仕込みに使っています。修理できる職人が近くにいません。

柱と梁

柱と梁

二百年前の材です。宿にするとき、耐震の補強は入れましたが、見えている部分は当時のまま。焦げた跡は昔の火事のものと聞いています。

仕込み帳

仕込み帳

江戸期のものが数冊。文字が崩れていて全部は読めませんが、水を汲んだ日と気温の記録が並んでいます。やっていることは、いまとほとんど同じです。

造りの工程を見る 蔵と宿のこと

STAY

ご宿泊について

蔵の中は、見学の時間にご覧いただけます。仕込みの季節は1日2組までです。

XXX-XXXX-XXXX 9:00〜18:00(仕込み期は出られないことがあります)