



粒が締まる理由
一番田は山の沢の水が最初に入る一枚です。水温が低く、夏でも15度台までしか上がりません。そのぶん生育がゆっくり進み、四枚のなかで刈り取りがいちばん遅くなります。登熟に時間がかかった米は粒が締まり、炊いたときに一粒ずつが立ちます。
冷めても固くなりにくいので、弁当や握りに向きます。逆に、やわらかい炊き上がりが好みの方には物足りないはずです。その場合は川向をおすすめします。
土は粘土質で水はけが悪く、一度水を張ると抜けません。雨の多い年は水っぽくなることがあり、2023年がその年でした。良い年ばかりではありません。

