土間から庭へ抜ける平屋
南に隣家が迫る敷地で、東からの朝の光を入れる配置にしました。土間から庭へ抜ける動線と、引き戸で仕切れる畳の間が特徴です。
建物のデータ
| 所在地 | XXX |
|---|---|
| 家族構成 | ご夫婦+お子さま2人 |
| 構造・階数 | 木造平屋 |
| 延床面積 | 28坪(92.7㎡) |
| 敷地面積 | 62坪(205.0㎡) |
| 竣工 | 2025年 |
| 設計期間 | 5か月 |
| 工事期間 | 5か月 |
| 断熱等性能等級 | 等級6 |
| C値(実測) | 0.4 ㎠/㎡ |
| 主な仕様 | 杉の無垢床、漆喰の塗り壁、木製建具 |
断熱等性能等級6、気密の実測値はC値0.4㎠/㎡でした。標準仕様での数値です。詳しくは 性能について をご覧ください。
はじめに
LDK+畳の間+寝室+子ども部屋2+土間
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設計の記録
敷地に立って、最初に決めたこと
南側に隣家が迫っていて、そのままでは日が入りません。ただ東側が空いていたため、朝の光を入れる方向で組み立てました。リビングを東に寄せ、南は庇を深くして夏の日射を止める。この配置を決めてから、部屋の割り振りを考えています。
平屋にすると、同じ延床でも基礎と屋根の面積が増えます。費用は二階建てより1割ほど上がりました。それでも平屋を選ばれたのは、将来ご両親と暮らす可能性を考えてのことです。
迷った点と、その結論
当初のご希望は、リビングに続く大きな和室でした。ただ、常時開け放つと冷暖房の効率が落ちます。使う頻度をうかがうと、来客時とお昼寝のときとのことでした。そこで引き戸で仕切れる4畳半とし、普段は開けて広く使う形に落ち着いています。
大きくつくって持て余すより、小さくつくって開け放つほうが、結果として広く使えることがあります。
もう一つ迷ったのが土間の広さです。自転車2台とベビーカーを置く前提で、当初より1畳広げました。玄関を広げたぶん、廊下を削っています。
住み始めてから
半年後の点検でうかがったところ、無垢の床に細かい傷ができていました。お子さまがおもちゃを落としたものです。気にされていましたが、削れば消える傷なので、5年後の点検時にまとめて手を入れることにしました。
冬のエアコンは1台で足りているとのことでした。C値0.4の実測値どおり、設計時の想定と大きくずれていません。
住まわれている方から
和室を小さくしましょうと言われたときは、正直がっかりしました。でも住んでみると、引き戸を開けたままの日がほとんどで、狭いと感じたことがありません。使う頻度を先に聞かれた意味が、あとから分かりました。
お施主さま(ご夫婦+お子さま2人)