Precision Turning
Turning
精密旋削加工
Precision Turning
削る力で、材料は逃げます。
逃げ方を読むのが、軸物の旋削です。
外径φ10、長さ400mmの軸を削るとします。刃物を押し当てると、材料は逃げる方向にたわみます。そのまま削れば、中央だけ太い樽のような形になります。細長比が大きいほど、この量は増えます。図面どおりに仕上げるとは、このたわみを見越して段取りを組むということです。
対応スペック
下記は標準の対応範囲です。これを超える場合も、一度ご相談ください。過去に対応した実績からお答えします。
| 対応外径 | φ3 〜 φ200 |
|---|---|
| 対応長さ | 最長 1,200mm(掴み替えなしは 900mm まで) |
| 寸法公差 | 一般部 ±0.01mm、はめあい部 h5〜h7 |
| 真円度 | 0.5μm(研削仕上げの場合) |
| 円筒度 | 2μm / 100mm |
| 表面粗さ | Ra 0.2 〜 Ra 3.2 |
| 対応数量 | 試作1個 〜 月産5,000個 |
| 標準リードタイム | 10営業日(特急枠で最短3営業日) |
たわみを抑える3つの手
1. 振れ止めを当てる
刃物の反対側から材料を支えます。当てる位置と力の加減が肝で、強すぎると今度は支えた箇所が痩せます。長さと材質から当たりを付け、1本目を測ってから調整します。
2. 切り込みを分ける
一度に深く削らず、荒・中・仕上げに分けます。工程が増えるぶん時間はかかりますが、最後の仕上げでかかる力を小さくできるので、たわみの影響が残りません。
3. 熱の逃げ道を作る
切削熱で材料は伸びます。削っている最中の寸法と、冷めたあとの寸法は違います。クーラントのかけ方と、加工後の放置時間を工程表に書き込んでいます。
1本目は必ず全寸法を測り、2本目以降の補正値を決めます。この手間を省くと、ロットの後半で寸法が流れます。
About
得意な形状
他社で断られてご相談いただくのは、たいてい次の3つのどれかです。
Craft
ご依頼の前に確認させていただくこと
見積りの精度を上げるために、図面とあわせて次の点をうかがっています。分からない項目は空欄で構いません。
図面から読み取れないこと
- どの寸法がいちばん効くか。全部を厳しくすると、必要のないところに費用がかかります。
- 相手部品との関係。はめあいなのか、単に通るだけでよいのか。
- 使用環境。屋外か、油の中か。材質と表面処理の選び方が変わります。
- 今後の見込み数量。1個で終わるのか、量産に移るのか。治具を作るかの判断に使います。
費用を下げられることがある箇所
- 公差の見直し。±0.005を±0.01にできるだけで、研削工程が1つ減ることがあります。
- 面取りやR形状の統一。刃物の交換回数が減ります。
- 材質の変更。快削鋼で足りる箇所に、合金鋼が指定されていることがあります。
- ねじの規格。特殊ピッチを標準品に寄せられないか、ご相談ください。
設計段階でのご相談を歓迎します
図面が固まってからでは、変えられる箇所が限られます。形状を検討している段階でご相談いただければ、加工しやすい形をご提案できます。この段階のご相談に費用はいただいていません。

Contact
図面をお送りいただければ、加工の可否を2営業日以内にご回答します。
1個だけの試作でもお受けします。量産の見込みがないご依頼をお断りすることはありません。


