Quality
品質管理・検査体制
抜き取りでは、
材料のロット差を捕まえきれません。
軸の曲がりは、同じ図面・同じ段取りでも、材料のロットが変わると出方が変わります。10本に1本を測る抜き取り検査では、その差を見逃します。当社が最終検査を全数にしているのは、この経験からです。手間はかかりますが、後工程で見つかるより安く済みます。
検査の5段階
受入から出荷まで、5回に分けて確認します。工程内検査は加工者本人が行い、最終検査は専任の検査員が担当します。
受入検査
材料の入荷時に、ミルシート(鋼材の材質証明書)と現品の刻印を照合します。ここでロット番号を採番し、出荷まで追えるようにします。
初品検査
ロットの1本目は全寸法を測ります。ここで補正値を決めるため、検査員2名で読み合わせます。1本目が通らないと、2本目以降には進みません。
工程内検査
加工者本人が、決められた頻度で寸法を測り記録票に残します。異常値が出た時点で機械を止め、前の何本まで遡るかを判断します。
最終検査
研削後に、寸法・真円度・振れの3項目を全数測定します。三次元測定機と真円度測定機を使い、測定値はそのまま成績表に出力されます。
出荷検査
外観の傷、数量、梱包状態を確認します。検査成績書を添付し、ロット番号を納品書に記載して出荷します。
測定能力と校正
主要な測定機は年1回、外部機関で校正しています。校正証明書の写しをご希望の場合はお申し付けください。
| 測定機 | 測定項目 | 精度 | 校正の頻度 |
|---|---|---|---|
| 三次元測定機 | 寸法・位置度・輪郭度 | ±(1.9 + L/350) μm | 年1回・外部機関で校正 |
| 真円度測定機 | 真円度・円筒度 | 0.05 μm | 年1回・外部機関で校正 |
| 輪郭形状測定機 | R形状・角度 | ±0.8 μm | 年1回・外部機関で校正 |
| 表面粗さ計 | Ra・Rz | Ra0.01 – 25 | 年1回・外部機関で校正 |
| マイクロメータ類 | 外径・内径 | ±1 μm | 3か月ごと・社内校正 |
| 硬さ試験機 | ロックウェル硬さ | HRC 20 – 70 | 年1回・外部機関で校正 |
認証・監査の状況
| 項目 | 状況 | 対象範囲 |
|---|---|---|
| 品質マネジメントの国際規格 | 2009年に取得。3年ごとに更新審査を受けています | 全社 |
| 環境マネジメントの取り組み | 認証は取得していません。切削油の分別回収と再生を自社で実施 | 全社 |
| 取引先による工程監査 | 主要取引先4社から年1回の監査を受け入れています | 第1・第2工場 |
本サイトはデモ用のテンプレートです。掲載している精度・認証・実績はすべて架空のものです。
トレーサビリティ
入荷した材料に採番したロット番号を、出荷まで持ち回ります。納入後に不具合のご連絡をいただいた場合、どの材料ロットで、どの機械で、誰が加工したかを遡れます。
記録の保存期間
検査成績書と工程内の記録票は5年間保存します。取引先の監査でさかのぼりを求められることがあるため、紙と電子の両方で残しています。
不具合が出たときの手順
ご連絡をいただいた当日中に、該当ロットの記録を確認して一次回答をします。原因の特定と対策は3営業日以内を目安に、書面でご報告します。同じロットの在庫がある場合は、出荷を止めます。
再発防止
対策は、作業者への注意喚起では終わらせません。治具の形を変える、検査項目を足す、機械の設定に上下限を設ける。人の注意力に頼らない形にするまでを、対策としています。
検査成績書について
- 全数測定した寸法・真円度・振れの値を、そのまま一覧で記載します。
- 追加費用はいただきません。標準で添付しています。
- お客様指定の様式がある場合は、そちらに合わせて出力できます。ご発注時にお知らせください。

Contact
図面をお送りいただければ、加工の可否を2営業日以内にご回答します。
検査成績書の様式や、必要な測定項目のご指定も承ります。ご発注時にお申し付けください。